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開業前は大注目。しかしあまりの宿泊料金の高さと今まで見た事もないインテリアのテイストに戸惑い、 宿泊を見送り続けた、『マンダリンオリエンタル台北』 久々HPを開くと、土曜日以外なら料金もかなりこなれてきたし、LCCの就航にも後押しされて今更ながら宿泊してきました。 松山空港のすぐ近く、並木通りが美しい敦化北路沿いにそびえる、異彩を放つヨーロピアンクラシックテイストの重厚な外観。 画像で見ると、『立派だけど装飾の凹凸が薄くてなんかテーマパークみたい』 なんて思っていましたが、実際見ると素材が良いせいかもの凄く本物感と威厳があります。 『台湾なのにこのデザインは何!?』 と思ってしまいますが、元々中華圏の方はブリブリのヨーロピアンテイスト好き。 さらにホテル向かいに建つ、90年代に建てられた地元建築家設計のビル。 中欧折衷のポストモダンデザイン、濃いわ〜 今でこそ、モダンでスタイリッシュなデザイナーズホテル全盛の台北ですが、 ひと昔前のホテルやマンションは洒脱感など皆無。 なので、MOの外観も台湾らしいな〜と納得してしまいます。恐らく地元オーナーの意向が十二分に反映されているかと。 話をホテルに戻します、敦化北路沿いには立派なエントランスがありますが、 こちらはホテル入口では無く、併設のショッピングアーケードのパティオへの入口。 入るとすぐに、ジュネーブのショコラティエがありました。 パティオに出ました、こちらに面してホテルのパティスリーショップがあります。 外の席でお茶も出来ますが、寒いのでゲストは皆無。 テナントは少なく、どれも一流品を扱う店ばかり。入口はパティオ側には面していないので、豪華ですが寂しい雰囲気です。 パティオを抜けると裏側の慶城路に出る事が出来ます。 道向かいにやったら豪華なマンションがあるな〜と思ったら、MOのレジデンスでした。 こちらが裏側の外観。表側のファサードとはパターンを変えており、 スペイン風のような、中世ヨーロッパ風のような、独特のデザインです。 6階までの中層階はダイニングやスパ、ラウンジなどのパブリック施設が入ります。 エントランスは、敦化北路から建物の南側を回り込んだ敷地内部に。 初めてタクシーで向かう場合、『マンダリンオリエンタル』 では通じないので、 メモに 『敦化北路 文華東方酒店』 と書いて見せましょう。 あれっ!? 印象的だったエントランス軒下の大きな照明が無くなってる・・・残念、理由が気になります。 車寄せから見上げる外観も威風堂々。 画像でもお判りの通り、スタッフの配置は十分。 ホテル内への入口はこちらと、ショッピングアーケード内からの1ヶ所のみ。 ただアーケード側はルームキーが無いと入れないので、宿泊客以外は気軽に入れない様な雰囲気です。 タクシーで到着したものの、ショルダーバッグのみだったので宿泊客とは気付かれず、レセプションまでの案内は無し。 どの高級ホテルでも大体そう、スーツケースの説得力て大きいわ(笑) 入口を入ると…大きなシャンデリアが目を引くゴージャス空間に春節仕様の飾り付け。 天下のMOなのでセンス良くまとめられていますが、欧州テイストのインテリアに春節の飾り付けは 統一感が損なわれて個人的には無くて良し(笑) 赤い提灯って、中華テイスト以外の空間に吊るすとかなりの破壊力だと思っています。 ホテル規模に対してロビーは小さく、椅子も2つあるのみ(飾りで隠れていますが…) 外観もロビーエリアも、新しく開業したMOらしくないデザイン。 天井にまで鋳製の装飾が蔦っており、ドバイやアブダビの高級ホテルのようです。 ロビーを挟んで、印象的な光るアーチを潜るとその横にレセプションと、 ティーラウンジの 『The Jade Lounge』 がそれぞれ配置されております。 お手洗いをお借りすると、ティーラウンジの奥にあるとの事。 中に入って見ると・・・うわ~凄いですねこのインテリアと家具。 ぶりぶり・こってこての欧州テイストながら、パステルとスモーキーの色使いで今っぽい雰囲気に仕上げられています。 これで壁紙がゴールド、ソファの色が真紅や深緑だと思うとゾっとしますね。 館内のシャンデリアは、何処も相当にアレンジが加えられた独特のデザイン。 とにかくこういうテイストを古臭くなく見せるには、パステルカラーやモノトーン使いが鉄則。 あとはブラウン系で淡々と統一するか、ポイントで鏡面仕上げの造作を入れたり。 高級でエレガントだけれど今っぽくて可愛らしい。 この空間を堪能する為だけに、アフタヌーンティーに伺っても良いぐらい気に入りました♪ お手洗いも抜かりなし、タイルの目地が変則パターン過ぎて悶絶(笑) これだけ立派な外観を持ちながら、ロビーもティーラウンジもレセプションも 思いのほか小じんまりとしています。新しいMOならそれはお約束とも言えますが・・・ レセプションカウンターを見て、『このエリアはアールヌーボーテイストなのね』 と気付きます。 今回、『あわよくば』 と荷物を預けに10時に伺うとやはり部屋はまだ用意出来ていない様子。 街歩きをして13時に再訪すると、チェックインを担当したスタッフが慌ててハウスキーパーに確認。 急いで清掃を済ませていただいたらしく、15分程待った後部屋に案内されました。 待っている間にチェックインしていた、日本人ファミリーには日本人スタッフが付きっきりで ウェルカムティーも出ていましたが、私には無し。 チェックイン・アウト共カウンター前に立たないと気付いてもらえない有様で、ちょっと悲しい(汗) やっぱり大きな荷物を持っていないのがゲストに見えないのか・・・?? レセプション前からロビーを挟んでティーラウンジまでの通路です。 柱にまで鋳製の装飾が施されており、最初見た時には 『いらない~やりすぎ!』 と思っていましたが、 見慣れて来るとこういうのもアリかなと思ってきました。鱗みたいな模様の床も独特ですね・・・ 少し折れ曲がった通路を奥に進みエレベーターホールへ。 ランプをガラスカバーで覆うペンダント照明は自分好み。この照明デザインも流行していますね。 うーんエレガント♪ 既に沢山の宿泊記で溢れているのでサラっと流そうと思っていましたが、シャッターを押す手が止まらない(笑) エレベーター内部もゴージャス。 光天井に、レリーフが施された壁面。埋め込みではなく壁から吊られた照明。 客室フロアのエレベーターホールです、いや~こちらも凄い・・・ FSソウルのホールも凄かったですが、こちらはもっと遊び心があるというか 優雅さや余裕が感じられます。FSは硬めのデザインで、どちらかと言うと男性的だと最近思います。 エレベーターホール入口には白い疑似扉に植栽。この演出がまたニクイですね♪ 植栽は近付いて見るとフェイクでしたが(笑) 確かに、生木をこの剪定で各フロアに揃えるって大変だよね。 廊下は重厚感・高級感がありながらも何処かラブリーな雰囲気。 絨毯や壁のパステルカラーや、エイジング加工されたミラー貼り、 そして各部屋の入口脇にある、鳥籠風の照明がそう感じさせるのかもしれません。 やってる事、Wホテルとそう変わらないんですが 素材や仕上げのチョイスでこうも違って来るのね~と感心しました(どちらも素敵だと思ってます)。 お部屋も楽しみですね~♪
by thanonconvent
| 2016-02-05 09:00
| 2016.1 台北
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